
●節目の年
ライオンズクラブは結成から五、十、十五というように、節目の年に周年行事を開催します。その周年行事の時に会長を務めることは大変に光栄なことといえます。私は多くの方々のご推薦、ご支援をいただいて五周年の記念すべき年に会長を務めさせていただきました。
結成五周年記念式典は昭和五十一(一九七六)年十月二十四日、郡山グランドホテルで開催しました。大会委員長には初代会長を務められた高橋堯元郡山市長が就き、式典の運営にご尽力いただきました。
式典は川原田梯三幹事さんの司会で進行、庄司勇第一副会長の開会宣言で幕を開けました。スポンサークラブである郡山ライオンズクラブの菅野二郎会長さま、名誉顧問の渡辺秋蔵さま、DG(現在はリジョン・チェアマン)の田島勇さま、ゾーン・チェアマンの加藤輝彦さま、姉妹クラブの久留米ライオンズクラブ会長の末永重太さまら来賓から温かいご祝辞を賜りました。そういえば、末永会長さんとは、両クラブ会員の子弟を対象にした交流活動をこの日約束し、その後、実現した思い出があります。
厳粛な中での式典に続いて祝宴が開かれ、会員の夫人で組織するネスの会メンバーなどがアトラクションを披露し、式典を盛り上げました。厳かにそして華やかに式典が繰り広げられ、会員はさらなるクラブの発展を誓いました。その席上、私は次のようにごあいさつ申し上げました。
県下で二十三番目のクラブとして二十二人で小さな産声をあげた私ども郡山開成ライオンズクラブ。関係各位の温かいご指導とご支援をいただきながら「ライオンズの誓い」の理念実現のため、社会奉仕の目標に向かって着実に歩みを進め、会員一同、結束を固めて地域社会の発展のため、取り組んでまいりました。結成当時、二十二人だった会員は現在、五十九人となりました。この五十九人が結束して知性ある行動力と真に価値あるアクティビティを通じてライオニズムの高揚に努め、さらに社会奉仕に精進してまいりたい。
要旨のみを紹介させていただきましたが、この初めての周年行事を通して、会員はさらに結束を強めたと感じております。そして記念事業の一つとして市内麓山にあった当時の市民会館前に時計台を贈ったのです。
会長を務めたあと、私は翌年度から地区役員を仰せつかることになります。事業などを担当するアクティビティ副委員長、第3リジョンの第2ゾーンチェアマン(当時のガバナーは猪本実さま)、そして第3リジョンDDG(現在はリジョンチェアマンと呼んでいます。そして当時のガバナーは成田幸一さま)を務めました。
所属する郡山開成ライオンズクラブの多くの方々の支え、スポンサークラブである郡山ライオンズクラブの皆様のご支援などによって、要職を務めさせていただき、そしてガバナーという大役を仰せつかることになるのです。
(題字は筆者)
|
|